「ヴィナイオータ 食べる試飲会 2016」に参加します!
※酒販店・飲食店関係者様のみご参加頂けます。
※画像はイメージです、出展予定ワインとは関係ありません。
どうすれば飲み手と造り手の心をつなげることができるのか
インポーター仲間でテーブルを囲んだ際に、最近よく話題にのぼる話があります。
それは、「単なる試飲会のスタイルでは本当に僕たちが伝えたい事が十分に伝わらないよね。」という話。
かといって、それに代替する理想的な場というのもはっきりとは見えておらず、各社で試行錯誤しながら、新しい挑戦を重ねています。
なぜ単なる試飲会では伝わらないのか、それは、試飲会ではとあるワインが美味しいか、好みに合うのか、価格は妥当かなど飲み「モノ」として批評する場となっているからだと思っております。
そして、わたしたちが本当に伝えたいのは、飲み「モノ」としてのワインの美味しさでなく、そのワインが生まれるまでに造り手たちがどんな事を考え、悩み、喜んだのかという、彼らの人生であり、そのワインを飲むことで彼らに共感し、飲み手と造り手の心がつながる「絆」が生まれる瞬間なのです。
この「絆」を感じて頂けるように私たちも日々奮闘しているのですが、同じように、いやさらに強く、深く、熱く、造り手たちとの「絆」を伝えようとしているインポーター、ヴィナイオータ社が主催する「食べる試飲会 2016」に私たち野村ユニソンチームも参加させて頂きます。
以下、ヴィナイオータ社からの「食べる試飲会 2016」の案内の転載です。
◇日時:2016年10月18日(火) 14:00-17:00(料理は16:45で提供終了)
◇会場:アーツ千代田 東京都千代田区外神田6-11-14
◇費用:お一人様 5,000円(税込)※酒販店・飲食店関係者のみご参加頂けます。
◇お申込み:(株)ヴィナイオータ宛(メール・FAXのみ、電話での受付不可)
いつもヴィナイオータのワインをご愛飲いただきまして有難うございます。ヴィナイオータの岸本です。昨年豪雨に見舞われ、鬼蒸し暑い中開催された「食べる試飲会」、今年は10月に日程をずらし、涼しい時期に帰ってきます!ずらーっと並んだワインをただ試飲し、良し悪しを判断するような従来のスタイルではなく、ワインの本来の楽しみ方である、食事と共にあれこれ試飲していただく趣向の会となっております。
去年の東京の食べる試飲会以後、西日本を中心にミニチュア版食べる試飲会を開催してきました。何かのイベントの打ち上げのように飲んで食べて盛り上がる人がいたり、静かな雰囲気の中真剣にハムやワインを味わう飲食店さんの姿があったりと、会場によって反応は様々でしたが、いただいた感想の中で特に印象深かったのは「こんなに試飲会を楽しいと思ったのは初めてです。集客は僕たちがやりますので、是非僕の街でもやってください!」という言葉でした。それも1人ではなく別の都市の5人の方に。結果3都市で開催して、後の2都市は現在企画中です。
実際に彼ら主導で開催した会に参加してみて、呼ばれた他の飲食店さんや酒販店さんがみんな何かを得ようと前のめりに来てくれたという印象を持ちました。それは僕たちを呼んでくれた飲食店さんが、本気で声掛けをしてくれ、その覚悟が誘われた方に伝わったことに他なりません。遠くても新幹線に乗ってきてくれたり、ランチを休んで来てくれた方もいました。そしていつまでたっても吐器は一杯にならず、20人ほどの会にもかかわらず各インポーターのワインの1本目が空になる(その日は2社で16アイテムと少なめ)という会もあり、、冷や汗ものでした(笑)。
この半年間で開催した約10回の食べる試飲会を通して、飲食店さんや酒販店さんが自ら積極的に会を作ってくれることに感銘を受け、インポーターが自社のワインを売り込むためだけに開催される会よりも、誰もが主体的に試飲会に関わる「参加型試飲会」をやってみたいと考えるようになりました。うちのスタッフはもちろん、協力サポートチーム、協力インポーター、ボランティアスタッフ、来場される飲食店さん、酒販店さん、みんなが「自分のこと」として会を作っていくような試飲会を目指していきたいので、是非ともご参加いただき、忌憚なき意見をお聞かせください!お申し込みお待ちしております!
『ヴィナイオータ社長・太田の食べる試飲会への思い』
全ての動物にとって食べるということは、生きることにつながる重要な行為なわけですが、ヒトは食の中に快楽を見出した稀有な生き物です。食べ物をより美味しく、より安全に(保存食などがそれに当たるかと)するために工夫を凝らし、世界各地で独自の食文化が確立します。そして現代においては、(良い意味で)頑なに伝統を守ったスタイルから、逆に世界各地の食文化が交わったり、互いに影響を与え合ったりしながら、進化(深化)したものまで、本当に多岐多様にわたります。
日本は、様々な国の食(ワイン等も含む)を享受できる環境にありますし、僕たちが持つマニアック気質(笑)が功を奏し、時には母国を凌駕するクオリティや品揃えがある場合があります。圧倒的な選択肢があるということで、より豊かになったようにも見えますが、一方では、情報過多によって混沌や混乱状態が引き起こされてもいるのではないでしょうか。そんな中、分かりやすい味わいを良しとするような世間的風潮や、コストを抑えるために本来使われていたものとは似ても似つかないものが代用されたり、ただ空腹を満たすためだけの食事が蔓延したりと、何世紀にもわたって築き上げてきた文化の根幹が揺るがされている気がします。本来、食べるということは、身を作り、育て、助けるものなわけで、身体に楽なものであるべきですし、なおかつ舌先だけを満足させるだけでなく、心を豊かにするものでもあるべきではないでしょうか。ヴィナイオータが扱うワインは、僕たちを“生かしてくれる”食べ物であり、後世に残るべき文化を体現したものであるという確信のもと、日々の活動をしています。ヴィナイオータが皆さんにお伝えしたいことは、決してワインに限った話ではなく、食文化全体に対してなのだということをご理解いただくために、ダダダをオープンし、生ハムの輸入も始めました。
ここ数年、ワイン以外の食の世界の、熱すぎるスペシャリストたちと親交を深める機会に恵まれています。彼らは、各業界の枠組みから若干どころか、かなりはみ出しつつ、自分たちが信じる本物を知ってもらおうと常に真剣で、伝える努力を惜しみません。そんなヴィナイオータと共通した熱い思いを持つ彼らと一緒に何かをしたら、ワインだけでなく、食全体で同じような問題が起こっていることを知ってもらい、本当に残すべき文化とは何かを感じてもらえるのでないか?と考えるようになり、この試飲会の開催に至りました。
さてさて、当日の料理、ワイン以外の飲み物ですが、イタリア薪窯パンの「パネッツァ」角谷さん、常識外れなくらい食後感の軽いチーズを扱う「Via the Bio」綿引さん、未だかつて食べたことのない熟成ジャガイモ 「村上農場」村上さん、現状に満足せず更なる高みを目指す醤油蔵「梶田商店(巽醤油)」の梶田さん、本物を伝えていくことに一切の妥協をしないダシ屋「うね乃」の采野さん、農家さんのことを常に考え一緒に生きつつ、自身でも野菜を栽培する「pomme de terre」の藤木さん、レストランの紅茶シーンを一新しかねない紅茶左大臣「ウーフ」の大西さん、絶滅寸前とも言える「どぶろく」を自社無農薬栽培米で仕込む「民宿とおの」の佐々木さん、フランスで感じたことをストレートに表現している「ラ ピヨッシュ」の林さん、美味しいものを出した後のドヤ顔が素敵な京都の中国料理「大鵬」の渡辺シェフ、料理とサービスの両方が揃った静かに熱いイタリアン「ダ オルモ」の北村シェフ、チーム力は東京No.1!スタッフが燃える目で働くイタリアン「リ・カーリカ」堤シェフ、地元の料理に対する突き詰め度がハンパない居酒屋「のんびり酒場ニコル」の伏谷さん、マンタマンこと、本気の居酒屋「風ら坊」の出口シェフという超絶強力メンバーに担当していただきます。あ、もちろんヴィナイオータの輸入する生ハム「カ ルマーコ」も出ますよ!そして、小麦とパスタに本気過ぎる男マウロの全粒粉パスタもお味見していただけるように準備しています!加えまして、ヴィナイオータのワインだけが売れれば良いのではなく、心あるワインを扱うインポーターみんながちゃんと売れることを目指す気合日本一(自社調べ)の我が社としまして、考えの近いインポーターにも皆さんから放たれる熱量を体感してもらうべく声を掛けました!みんなで熱くなりましょう!
大の大人が自分たちの本気を伝えるために、バカみたいに本気でやります!皆さんも本気でそれを見に来て、本気で楽しんでください!!