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2016-11-14

オータム ワインフェスティバル 2016 「ジェローム ジュレ」

Les Fleures Sauvages

みなさま!11月25日は、野村ユニソンのワインチームがお送りするオータム ワインフェスティバルです!ということで、当日ご用意することになるワインなどを少しづつご紹介して行きたいと思います。

まずオータム ワインフェスティバルについてですが、色んな種類のワインを色々と楽しむタイプのイベントとは違い、『とある産地』に絞って、その産地の造り手たちのワインを集中して飲んで頂くことで、土地の個性や造り手たちの個性を感じて頂けるイベントにしたいと思っています。

※こちらのイベントへのお申込み・詳細は、こちらの記事をご確認ください。

さて、記念すべき第1回にフォーカスする産地は『アルデッシュ』!

野村ユニソンのアルデッシュの造り手と言えば、なんといってもジェローム ジュレ!この地域の大ベテラン、ジル アゾーニやマゼルのジェラール ウストリックに影響を受け、2006年に自家瓶詰めをスタート。当初は、自然派ワインと一般的な醸造法のワインの2タイプを造るところからスタートしましたが、手応えを感じた2年目から一気に自然派ワインの比率を高め、現在は押しも押されもせぬアルデッシュのエースに。

Jerome Jouret

ジェローム ジュレのワインは、抜群の安定感と素朴ながらも深い旨味が魅力で、いわゆる「危うさ」感じさせません。その理由を「丁寧に造って…」と一言で片付けてしまうのは簡単なのですが、人間が介入する余地が少ない自然派ワイン造りにおいては、ワインを安定させようとしたり、コントロールしようと思ったとしても、造り手たちができる事は思いのほか少ないのが現実です。

そのため、多くの造り手が、「収穫したブドウの健全性が、ワインの品質のほぼ全てである。」と口をそろえます。

しかしながら、ブドウの健全さを左右する気候も人間がコントロールできるわけではなく、畑における仕事は、大いなる不確実性のなかで自分たちがブドウのためにできることをひとつひとつ積み重ねて行くしかありません。そして、どんなに丁寧な仕事を重ねたとしても、一瞬の雹(ひょう)によって収穫量の大部分を失うような年もあり、そんな自然の気まぐれにあらがうこともできず、その日からのベストを目指してまた仕事を重ねて行くしかないのです。

では、ジェローム ジュレのワインの安定感はどこから生み出されるのでしょうか。それは、「できることは全てやる」といった「言うは易し行うは難し」なポリシーを本当に実践する姿勢です。

Cave Jerome Jouret

添加物を用いて味わいの調整を行わない自然派ワイン造りにおいては、醸造の環境というは非常に重要になってきます。ジェロームはまずその環境を整えるべく、醸造所を自らの手で建築しました。驚かされるのがその醸造所の堅牢さ。たしかに自宅の改築や建築をセルフビルドで行うフランス人は多くいるのですが、彼の手がけた醸造所は、素人建築のレベルを超えています。

斜面に面して醸造所を建て、裏手の2階部分で収穫したブドウを圧搾、そのままポンプを使用せずに重力でタンクに移します。建物内もゆったりとしたスペースが確保されていて、作業性も良く、清潔な状態に保つことができます。

Jerome Jouret Cave 02

またワインの安定と品質向上には、熟成期間とその環境が重要になってきますが、この点に関しても理想的なセラーを自身で建築。

Jerome Jouret Cave 03

Jerome Jouret Cave 04

Jerome Jouret Cave 05

理想的な温度・湿度のセラーで、じっくりとワインを熟成させた上でリリースし、ワインに落ち着きを与えています。

アルデッシュのなかでもジェローム ジュレの地域は、ワイン産地としては僻地とも呼べるエリアで、彼の父親の代には協同組合やネゴシアンにkg単位でブドウを売ることしか考えられない地域でした。仮に自家瓶詰めをはじめてもワインの単価は高級産地のそれには及ばず、当然ながらワインの醸造や熟成にかけられるコストには上限があります。そのため、この地域の多くの造り手は、比較的早いタイミングで瓶詰めすることがほとんどです。一方ジェローム ジュレは、醸造所や熟成用セラーを自身で建築することでコストを抑え、その結果、ワインが安定するまでじっくりと熟成待つことができるようになりました。

Jerome Jouret Family
ジェローム ジュレの父、妻ステファニーの父、弟と

品質の追求に妥協は無く、それでいて日常の食卓に花を添えるカジュアルなワインを、というコンセプトは、ブドウ栽培農家であったジェロームの父から伝えられたものだったと言います。

とある仕事が劇的にワインの品質を引き上げるわけではなく、ひとつひとつの小さな積み重ねが、結果として類稀な味わいを生み出す。それを十分理解しているジェロームは、今日もまたひとつ自身のワイン造りを磨き上げる工夫を重ねているに違いありません。

ということで、オータム ワインフェスティバル当日は、ジェローム ジュレの変遷を感じてもらうべく、熟成を経たバックヴィンテージなどもご用意致します!

アルデッシュの真髄を感じることのできる貴重な機会です!ぜひ皆様のお申込みをお待ちしております!

お申込みはこちら

◇日時:2016年11月25日(金)18:30-21:00
◇会場:サカキラボ
◇定員:50名
◇会費:事前予約 6,000円(会場支払) / 当日 7,000円
◇お問合せ:野村ユニソン株式会社 TEL: 03-3538-7854 または こちらより
◇会場詳細:サカキラボ
東京都千代田区 神田小川町3-6-8 伸幸ビル6階
東京メトロ・都営地下鉄「神保町」駅、「淡路町」駅、JR「新御茶ノ水」、都営「小川町」より徒歩 <Google Map>

※パン・サラダ・チーズなどの軽食付き

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【キャンセルに関して】
準備の都合上キャンセルご希望の場合は、11/23(水)18時までにメール・お電話にてお知らせください。以降のキャンセルの場合はキャンセル料をご負担頂きます。ご連絡なくご来場頂けなかった場合やキャンセル料をお支払い頂けない場合、以降の弊社主催のイベントのお申込みをお断りさせて頂く場合がございます。複数名でお申込みの場合で一部の方のみキャンセル料が生じた場合などは、代表者様へご連絡・お支払いをお願いさせて頂きます。

【重要なお知らせ】
お申込の確定は、弊社担当より「オータム ワイン フェスティバル 2016 アルデッシュお申込確定のご案内」のメールをお送りさせて頂いた時点となります。定員を超えましてからのお申込は、「キャンセル待ち」の扱いとなりますので、あらかじめお含みおき下さいませ。ご返信には1~2営業日ほど頂戴しております。

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