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2017-07-13

FESTIVIN KYOTO 2017 – 野村ユニソン ワインリスト

いよいよ迫って参りましたFESTIVIN KYOTO 2017!当日ご用意しておりますワインのラインナップを発表いたします。

新旧取り混ぜた実力派生産者のワインばかりです!紙のリストはご用意しておりませんので、ぜひこのページをお気に入りに入れてご来場くださいませ。

当日お会いできるのをスタッフ一同楽しみにしております!

VALERIE FRISON / ヴァレリー フリゾン

Valerie Frison

ヴァレリー フリゾンは、「伝統的な」シャンパーニュのヒエラルキーの中心地からはやや離れた、シャンパーニュ地方の南オーブ県のヴィレ シュール アルス村に拠点をかまえる造り手です。この地域には、自由な発想とリスクを厭わない果敢な挑戦をする新世代のシャンパーュ生産者がひしめき合っており、その力強いムーブメントを牽引しているのがヴェット エ ソルベのベルトラン ゴトロ氏であることは間違いありません。先駆者としての彼の存在だけでなく、新たに挑戦しようとする造り手たちをサポートするゴトロ氏によって、従来は協同組合にブドウを販売するだけであった栽培家が、代替わりなどを機に自らのワインを手がけるようになります。ヴァレリー フリゾンもそんなゴトロ氏にインスパイアされて誕生した造り手のひとつです。

Goustan Brut Nature / グスタン ブリュット ナチュール NV12

産地:フランス シャンパーニュ地方
品種:ピノノワール100%

CIDRERIE DU VULCAIN / シードルリー デュ ヴュルカン

Cidrerie du Vulcain

現在スイスの西部にあるフリブール地方の小さな村、ル ムレ村を拠点にシードルを造るジャック ペリタズは、もともと植物・生物学の研究者でした。森の生態系などの研究を通じて、故郷の自然環境を保全し、生かしていく方法を常に考えていました。そんなジャックがとある運命的な出会いからシードルの生産者へと転向します。

ある日、村の外れを散策していた時、樹から完熟したリンゴがひとつ落ちて来ました。その樹は一切の農薬や化学肥料を施される事なく育っていた古い品種のリンゴの樹で、にも関わらずその実はほとんど利用されることなく樹になったままになっていました。そのリンゴの実を手にとったジャックは、自然や環境を守るという事を頭で考え続けるよりも、この利用されずにいる素晴らしいリンゴの実を生かす具体的な行動を起こす事ができないだろうかと考え、シードルの生産者となる事を決めたのです。

Cidre de Fer / シードル ド フェール 2015

産地:スイス
品種:リンゴ(フェール)

Poire / ポワレ 2014

産地:スイス
品種:洋梨(ゲルブメストラ他)

ALEXANDRE BAIN / アレクサンドル バン

Alexandre Bain

サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に、「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ、子供の頃、サンセールにある祖父の家の近くに移り住んだ時、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父が自然派ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11haほどの広さになり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から印象的な味わいのワインを生み出しています。

本当のプイィ フュメ、本当のサンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。そう信じた彼らは、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずにビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培、粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るために収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを得るために収穫時期を遅らせます。そのため、一部のブドウにボトリチス菌(貴腐菌)が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。

VDF La Levee / ラ ルヴェ NV14

産地:フランス ロワール地方
品種:ソーヴィニヨンブラン100%

VDF Les Grandes Hates / レ グラン ザット NV14

産地:フランス ロワール地方
品種:ソーヴィニヨンブラン100%

VDF L. d’Ange / エル ダンジュ NV13

産地:フランス ロワール地方
品種:ソーヴィニヨンブラン100%

DARD & RIBO / ダール エ リボ

Dard & Ribo

北ローヌの地で、自然派ワインを代表する生産者として知られるダー エ リボ。当主のルネ ジャン ダールと数十年来の友人でありパートナーであるフランソワ リボの二人によって運営されるドメーヌです。ワインの評価も非常に高く、多くの自然派ワインファンを魅了しています。その一方で、権威的なワインジャナーリズムを嫌い、メディアへの露出が極端に少ないために、知る人ぞ知る存在であるともいえます。

「もう自然派ワインを代表する生産者と言われるのは、嬉しくないんだ。僕達は、ずっと昔から美味しいワインを造ろうと努力し続けてきたけど、ただ当たり前のことを積み重ねてきただけなんだ。」

「自然派ワイン」というカテゴリやスペックにこだわった挙句、「美味しいワイン」という本質を見失ってしまう生産者が散見される現状を、彼らなりの優しさで批判した言葉のようにも感じます。テロワールを表現しよう、その土地だけの個性を表現しようとした自然派ワインの多くが、なぜか没個性的な風味になってしまうのはどうしてでしょうか。それは、「手法」にこだわるあまりに「迷い」が生じ、結果としてワインの純粋さが損なわれてしまっているのではと考えられます。

ダール エ リボでは、シラーという品種の繊細な美しさとエルミタージュやサン ジョセフといった土地のテロワールを追求し、そのプロセスで、自然な栽培・醸造にたどり着きました。「自然派ワイン」それ自体が目的ではなく、「美味しいワイン」こそが、彼らの理想なのです。だからこそ、様々なクオリティのものが混在する「自然派ワイン」に分類されたくない、一緒にされたくないという想いに至ったのでしょう。

「僕達のワインは、自然派ワインじゃない。僕達のワインは、ダール エ リボのワインなんだ。」

Saint Joseph Blanc Pitrou / サン ジョセフ ブラン ピトル 2007

産地:フランス コート デュ ローヌ地方
品種:ルーサンヌ100%

Saint Joseph Rouge Pitrou / サン ジョセフ ルージュ ピトル 2012

産地:フランス コート デュ ローヌ地方
品種:シラー100%

XAVIER MARCHAIS / グザヴィエ マルシェ

Xavier Marchais

ロワール地方 アンジュ地区、才能溢れる様々な生産者が密集するフランス自然派ワインのホットスポットです。恵まれたテロワール、シュナン ブランを筆頭とした挑戦しがいのある様々な品種、そして畑の取得が比較的容易である点など、様々な理由がワイン生産者を志す若者たちを惹きつけます。元システム エンジニアという異色の経歴を持つグザヴィエ マルシェもその一人。自然に向き合い、その向き合った分だけ結果として返ってくる仕事をしたいとこの地でヴィニュロン(ブドウ・ワイン生産者)としてのキャリアをスタートさせました。

彼の醸造所を訪問すると、簡素な建物の中に古い木製の圧搾機があり、後は熟成を待つ樽が並べられているだけ。醸造中に電気を用いるのは瓶詰め時に樽からワインを組み上げるポンプ程度というだけあって、特別な機械や設備はありません。そして、ワイン造りも至ってシンプル、良いブドウを収穫し、優しく圧搾した後は木樽でゆっくりと熟成を待つだけと言います。そんなシンプルな造りにもかかわらず彼のワインは圧倒的なまでの個性と魅力を備えています。

L’Elixir de Tres Longue Vie / レリクシール ド トレ ロング ヴィ 2014

産地:フランス ロワール地方
品種:カベルネフラン100%

L’Elixir de Gaite / レリクシール ド ゲテ 2014

産地:フランス ロワール地方
品種:カベルネフラン100%

SAURIGNY / ソリニー

Saurigny

ロワール地方アンジュ地区、フェルム ド サンソニエールのマルク アンジェリやルネ モスにはじまり、現在はそれぞれ独立したドメーヌを運営するセバスチャン デルヴューとパトリック デプラの2人によって運営されたドメーヌ デ グリオット、さらには、彼ら先達たちの影響を受けたシリル ル モワン、ジャン=クリストフ ガルニエ、ジャン=フランソワ シェネなどフランスの自然派ワインを代表する造り手が多く活躍する地域です。この自然派ワインのホットスポットである地域で、2005年からワイン造りを始め、年々進化を重ねてスターダムに登ってきたのがジェローム ソリニーその人です。もともとボルドーの醸造学校でワイン造りを学んでいたジェローム ソリニーでしたが、そこでは彼の望むピュアなワイン造りを学ぶことは不可能であっただけでなく、あまりに多用される醸造テクニックと添加物に不安を覚えたと言います。その後、ドメーヌ デ グリオットのワインと出会ったのをきっかけに、彼らの自然でピュアなワイン造りに感銘を受けたジェローム ソリニーは、ドメーヌ デ グリオットにほど近い場所に12haほどの畑を見つけ、自身のワイン造りをスタートさせます。

Calux / カリュックス 2014

産地:フランス ロワール地方
品種:カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン

Coteaux du Layon / コトー デュ レイヨン 2009

産地:フランス ロワール地方
品種:シュナンブラン100%

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