オジル兄弟のフラグッシップ !? グルナッシュ100% のキュヴェ ブーレは、相当な存在感あり!!
じわじわ来てます…
何の話かというとデビュー ヴィンテージより、大きな期待を持って追いかけているドメーヌ オジルの話です。
ジル アゾーニやジェローム ジュレの薫陶を受けて、毎年グイグイとポップでファンキーでスーパーナチュラルなワインを造り続けているオジル兄弟。もともとはジル アゾーニやジェローム ジュレのコンテクストで語られるワインのスタイルでしたが、前へ前へと攻めこむスタイルで、ドメーヌ オジルとしての個性をしっかりとワインに封じ込めるようになってきました。
彼らのワインは、個人的にも大のお気に入りで、家飲みNO.1と紹介したグルマンディーズは、文字通りハウスワインのように飲んでいましたが、そんなグルマンディーズもあれよあれよという間に完売していしまい。特に後半は、ケース単位でお買い上げ頂く飲食店様もあったりと猛烈なスピードで旅立って行きました。
そんなグルマンディーズと同時期に入荷していたのが、グルナッシュ100%で造られるより上位キュヴェのブーレです。
前ヴィンテージの2015年は、収量の関係か生産されていませんでしたが、さらに前の2014年は、繊細でエレガント、それでいて華やかさもあるというグルナッシュの魅力を存分に表現したワインでした。グルナッシュという品種が持つ魅力を余すとこなく詰め込んだ1本だったと思います。
そんなブーレが2016年には復活!
そのポテンシャルの発揮を待とうと半年ほど寝かせてからのリリースとなりました!
で、気になる味わいですが、これがなかなか良い感じです!明るい赤系果実のグルマンディーズに対して、ぐぐっと深い黒系果実の密度のある香りが印象的なブーレ。表示アルコール度数が14%で、たっぷりと詰まった旨味と集中力のある凝縮した果実味、それでいて艶やかさもあり、コントラストの効いた親しみやすいバランスが魅力的です。
若干の揮発酸やガスもあって、相変わらずファンキーな味わいではありますが、ブドウのエキス分に満ち満ちたエネルギー溢れる味わいに相当なポテンシャルを感じます。本当に素養の良いワインで、この黒系果実の奥行きのある味わいは、リヴァトンのグリブイユやカーゼ コリーニのワインが持つニュアンスを垣間見せてくれる…というと怒られるでしょうか。ともかくカジュアルでポップなワインでありながら、その飲み心地と深さは逸品です!
現時点でも美味しく飲めるスタートラインに立っていますが、これから時間の経過(熟成)ととともにどんどんと味わいがまとまってくると思います。オススメです!
最後に、例年の傾向だとグラス持ちは期待できないかな…と思いつつドキドキしながら抜栓翌日に試したところ、(意外にも!)豆っぽいニュアンスが あまり表出することもなく、なかなか優等生なワインでした。
ぜひお試し下さい!
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『2018年1月26日現在の在庫状況』 *記載のあるワインは在庫あり
○ VDF ブーレ NV16