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2017-09-06

聖地アルデッシュの最注目株!ドメーヌ オジルから軽快でサクサク楽しめる新キュヴェ バリー!!

Ozil

フランスの自然派ワインシーンの特徴として、どんどんと若い造り手が登場してくるという点があります。もちろん当初は、資金も設備も限られているなかでのスタートで、粗削りなワインも多いのですが、そんな中でもキラリと光る才能を見せてくれる造り手もいます。

今、若手生産者の中で個人的に最も注目しているのが、アルデッシュでワイン造りに取り組むジャン=ダニエルとトマのオジル兄弟です。

もはやフランス自然派ワインの聖地とも言えるほど、実力派の造り手がひしめき合うアルデッシュ地区ジェローム ジュレジル アゾーニなどを筆頭にシンプルながらも奥深い味わいのワインを手がける造り手の宝庫です。そんなアルデッシュのスタイルを踏襲した飲み心地の良いワインをデビュー ヴィンテージからどんどんと造り上げているのが、ドメーヌ オジルです。

オジル兄弟の父親や祖父は、もともとブドウ栽培農家ではありましたが、そのブドウを全て協同組合に販売していました。そんな彼らの父親にとっては、リスクある自家瓶詰めでのワイン造りや自然派ワイン造りに挑戦しようなどは荒唐無稽で無謀な話でした。しかし近隣のジェローム ジュレやジル アゾーニの成功を見た彼らは、自らの手で自然派ワインを造るんだという意志を固めて行きます。

まずジェローム ジュレの下でワイン造りを学び、そして独立前にはジル アゾーニの下でも研修を重ねます。トマ オジル曰く、ジル アゾーニは、彼らにとってマスター ヨーダ(スターウォーズ)のような存在だとか。

またちょうど同じようなタイミングで、ジル アゾーニからワイン造りを引き継いだアントナン アゾーニが、オジル兄弟と同世代で仲が良いということも、彼らのワイン造りに大きな影響を与えています。お互いに情報交換を重ねながら、切磋琢磨してワイン造りに取り組んで、非常に早いスピードで進化を続けています。

自分の息子たちが近隣の変人にたぶらかされて変なワイン造りを始めてしまったと心配になった父親をよそに、ビオロジックで栽培し、自然酵母で発酵、厳密な清澄も濾過もしないで、亜硫酸も添加せずに瓶詰めというワイン造りをどんどんと進めるドメーヌ オジル。

リスクを厭わずグイグイと前に進むそのファンキーなアプローチは、時に危なかっしいワインを生み出す時もありますが、慎重に慎重を期していては決して到達できない、オリジナリティと魅力溢れるワインを生み出しています。

ということで、フランス自然派ワインシーンの注目株!ドメーヌ オジルより、今回は新キュヴェのご紹介です!

今回ご紹介するのは、シラー100%で仕込んだキュヴェ バリー!

このキュヴェは、通常の彼らの赤ワインよりも早めに瓶詰めし、軽快で飲み心地の良いワインをコンセプトに造られたキュヴェです。風味のしっかりとしたシラーをマセラシオン カルボニックで仕込むことによって、抽出をし過ぎず、華やかな香りと柔らかいタッチを引出しました。

表示アルコール度数も11.5%と控えめで、シンプルでサクサク飲めるようにというコンセプトにぴったりのチャーミングなワインです。もちろん瓶詰め時の亜硫酸添加もしておらず、ひっかかりのないスムーズな飲み心地で、赤ワインですが少し冷やし目の温度で飲んでも楽しめます。

カジュアルなワインではありますが、決して安易な量産品ではなく、自然派ワインのピュアな魅力がしっかりと詰まった1本です。あまり難しい事を考えずにサクサク飲んで頂きたいシンプルさが魅力のワインです!

ちなみに輸入元の残り在庫がわずかとなったグールヴェル NV15もオススメです!

元気たっぷりの生き生きとした香りとなめらかでナチュラルな口当たり、それでいてしっかりと凝縮した果実味と非常にバランスの良い味わい。「シンプルながらも奥深い」というまさにジェローム ジュレやジル アゾーニを彷彿とさせる味わいで、個人的に大好きなスタイルです。そのため、おそらくここ半年で、web担当の私が最も多くの本数を自宅で開けたワイン、いわばハウスワインとなっています。

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『2017年9月6日現在の在庫状況』 *記載のあるアイテムは在庫あり

● VDF バリー NV16 【僅少】
● VDF グールヴェル NV15 【僅少】

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