マドモアゼル Mの妹分?ブルーのAが印象的な新キュヴェ!レ グラン ザット!!
造り手のイニシャルであるAの文字が印象的にデザインされたアレクサンドル バンのワインたち。彼は、いくつか造り分けているキュヴェをこのAの文字の色を使い分けることで表現しています。
そんなアレクサンドル バンからまたまた新キュヴェのリリースです!
今回のカラーは、ブルー!キュヴェの名前は、レ グラン ザットと言います。
2014年よりあらたにリリースされたこのレ グラン ザット。畑の立地は、マドモワゼル Mの区画から少し野道を進んだところにある区画で、植えられているブドウの樹齢は平均20-25年ほど。本来であればプイィ フュメを名乗れる区画ですが、アペラシオンを失った為、VIN DE FRANCEでのリリースとなります。
土壌のタイプは、マドモアゼル Mと同様に土質、砂質、石灰質の混ざったもの。この畑ではブドウの成長と成熟がゆっくりと進み、最終的には非常に高い熟度のブドウが得られます。この凝縮したブドウを自然酵母によって発酵させ、500Lの大樽にて熟成させ、厳密な濾過(ろか)や清澄は行わず、瓶詰め時の亜硫酸も添加しません。
味わいのキャラクタとしては、マドモワゼル Mに近い雰囲気があり、蜜のような濃密な芳香と、厚みのある果実味、それでいて重たさのないスムーズでドライな飲み心地。マドモワゼル Mとのキャラクタの違いとしては、厚みのあるなかにも鋭いミネラル感があり、レモンや柑橘の果皮を思わせるような爽快さとほろ苦さがあり、全体の味わいを引き締めています。
アレクサンドル バンも自信たっぷりの出来となったという2014年ヴィンテージ。単純に濃厚というだけでなく、その他の味わいの要素が熟成とともに花開き、様々な表情を見せてくれます。
一方で、そのポテンシャルの高さ故に、リリース直後は内向的な雰囲気もあり、どのキュヴェに関しても、日本入荷後もじっくりと待ってあげる必要がありました。
このレ グラン ザットの最初の日本への入荷もちょうど1年前の2016年5月。そこから4回ほど社内での試飲を重ねて、その本領発揮のタイミングを待っておりました。
そして、満を持してのリリースです!もちろん、あくまで私たちが味わいのスタートラインに立ったと判断したに過ぎませんので、ワイン自体の成長はこれからも続きます。
熟成とともに進化していく姿を、ぜひ皆様にも感じて、今後も育てていって頂きたいと思います。
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『2017年5月17日現在の在庫状況』 *記載のあるワインは在庫あり
○ VDF レ グラン ザット NV14