暑く乾燥した優良年2017年のジャンボン セレクション!しっかり熟したユンヌ トランシュ ド パラディが登場!!
さておき、本日のご案内は、フィリップ ジャンボン セレクション シリーズの『ユンヌ トランシュ』のニューアイテム。その名も
ユンヌ トランシュ ド パラディ NV17
のご紹介です!
このユンヌ トランシュ シリーズは、
■ ボジョレーを中心としたいまだ無名な造り手たちをフィリップ ジャンボンが発掘
■ ワイン造りのみならず、販路開拓などに苦労する彼らをフィリップがサポート
■ フィリップ ジャンボン セレクションとして、フィリップ ジャンボンが販売
というコンセプトワインなのですが、じゃあフィリップ ジャンボン自身のワインは?という疑問には…
■ 凶作続きで収穫量がほとんどない=収入がない
■ 数少ないワインも長期熟成させてからでないと瓶詰めしない
という2つの理由で、ここ数年ほぼリリースがありません。自身の畑のブドウからのリリースとなるとおよそ4年に1度のオリンピック並です。
ですので、このユンヌ トランシュ シリーズの販売は、フィリップにとっても幾ばくかの収入が得られる(当初はサポートのため殆どマージンを取ってなかったと言います…)、いわば彼の『生命維持装置』ともなっています。
そんなフィリップ ジャンボンですが、2017年はある程度の収穫量に恵まれたとのことで、あとはじっくり熟成させる彼のワインの瓶詰め・リリースを待つばかり。その間もしっかり生命維持してもらわないといけないので、ユンヌ トランシュもどんどんとご紹介していきます。
今回のユンヌ トランシュ ド パラディ NV17ですが、造り手はレニエを中心に2haほどを所有し、古くからビオロジックによる栽培を続けるジェラール ベレイ。樹齢が比較的高く、南向きの好立地の区画であるル パラディから収穫されたブドウで造られます。
この区画は、あらたにビオロジック栽培に転換して1年目の畑ですが、ユンヌ トランシュ シリーズが拡大するにつれて、ビオ栽培される畑が増えていくことは、フィリップ ジャンボン自身にとっても本当に嬉しいことだと思います。
今回は、暑く乾燥した夏に見舞われた2017年ということで、ブドウが綺麗に熟し、しっかりと果実味が詰まったワインになりました。そして、飲み心地とフレッシュさを損なわないようにと短めの熟成で2017年11月に亜硫酸を添加せず瓶詰めされました。もちろん自然酵母による発酵で、自然派ワインらしいスムーズな飲み心地といきいきとした果実味、滋味深い旨味に満ちたワインとなっています。
早速試飲したところ、ブルイィのワインを想わせるような黒系果実の凝縮した果実味とガメイの素直な明るさが詰まったワインです。加えて余韻に熟した果実の風味がしっかりと感じられ、暑い年のワインの長所をバランス良く表現した秀作です。安定感も抜群で、抜栓後もバランスを崩すこと無く楽しめるのも嬉しいポイントです。
ぜひお試しくださいませ!
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● VDF ユンヌ トランシュ ド パラディ NV17