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2018-08-29

年々成長を続けるジュラのニュースター!レ ボッテ ルージュのジャン=バティスト メニゴスから2015年各種!!

品種、テロワール、造り手と非常に興味深い条件が揃っているジュラ地方。ウイヨン、ルノー ブリュイエール、ガヌヴァ、ミロワールと世界的にも熱い注目を集める造り手が集まり、ジュラ地方固有のブドウ品種やテロワールをいかして個性溢れるワインを生み出しています。

当社の数少ないジュラの取引先で、2012年のデビュー以来、年を追うごとに着実な成長を重ねているレ ボッテ ルージュジャン=バティスト メニゴスは、そんなジュラの名だたる造り手とも比肩しうる実力派の造り手だと確信しています。

安定した教師という職を離れ、気まぐれな自然と向き合うヴィニュロン(ブドウ栽培・ワイン醸造家)となったジャン=バティスト。相当な覚悟を持っての挑戦ということもあり、自ら信じる道をブレること無く突き進んでいて、毎年のワインの進化にいつも驚かされます。

彼のセラーを訪れた際に興味深いのが、訪問中に交わされる会話や解説が、まさに先生のようにテキパキとしている点です。考えて考えて考えぬいて、今のワイン造りに取り組んでおり、その芯の強さが講義のような口調からひしひしと感じられます。

稀に、彼に投げかけた質問が的を得ていると、「今のは良い質問だね!」と褒められるのですが、その様はまさに先生といった雰囲気です。

近年は、毎年のように続く異常気象に悩まされているジュラ地方。レ ボッテ ルージュも例外でなく、毎年なにかしらの品種が壊滅的な被害を受け、生産量が安定しません。

それでも、ヴィニュロンとしての仕事を続けるべく苦闘し、のみならずワインの味わいに関しては、毎年のように自己レコードを更新してくる、驚くべき進化を続けています。

ということで、レ ボッテ ルージュのワインを久しぶりにリリースします!

今回はずらっと2015年のワインたちのご紹介です。相変わらず収量が少ない2015年ですので、どれも極少量のみのご紹介になっており、心苦しいのですが味わい的には非常に素晴らしい仕上がりです!

ヴィンテージ全般の印象としては、熱く乾燥した夏の影響で、表示アルコール度数以上に果実の凝縮感を感じる年となっていますが、そこにジャン=バティスト持ち前の細部を詰めて行く人柄が掛け合わされて、凝縮感がありつつもエレガントな奥行きの表現力豊かなワインに仕上がっています。

今回も、日本入荷後も1年半ほどしっかりと休ませ、熟成させたワインたち。状態は非常に良好です。そして、本当に繊細なバランスのワインではありますが、どれも心躍るようなエネルギー溢れる味わいです。

○ レオン アルボワ 2015
● トゥ ウ タール アルボワ 2015
● ラ ペペ アルボワ 2015
● VDF スカイ マイ ハズバンド NV15
● ジブス アルボワ 2015

※全て輸入元在庫は完売しております。

Leon

シャルドネ100%のレオンは、ナッツのような香ばしさと清涼感が同居した絶妙なバランス感覚の味わいで、ミネラル感をたっぷり内包し果実の旨味をしっかりと抱え込んでいます。日本入荷後から少し熟成させたこともあって質感に磨きがかかり、より大人っぽくエレガントな雰囲気も感じさせてくれます。

Tot ou Tard

プルサール100%のトゥ ウ タールは、例年よりもやや濃い色調で、フランボワーズのコンフィチュールを思わせるような密度のある果実味と紅茶のようなオリエンタルでアンニュイな風味が印象的です。抜栓後の時間経過とともに味わいがどんどんと開いていき、余韻にキノコやリキュールといった妖艶なニュアンスが感じられるようになり複雑味を増していきます。

La Pepee

ピノノワール100%のラ ペペは、赤ワインのラインナップ中でもっとも色調も濃く、構成もしっかりとしています。ブラックチェリーを思わせるような鮮やかな風味が印象的で、余韻に感じるリキュールのような妖艶さはこちらも共通しています。果実味もいきいきとしており、味わいのコントラストが最も鮮明なバランスとなっています。

トゥルソー100%のスカイ マイ ハズバンドは、同名の書籍やそこから派生するボード(カード?)ゲームから名付けられたキュヴェで、その意図は不明なのですが、仏語話者が英語を学ぶ際の教材のようなものであるようです。元教師のジャン=バティストならではの思い入れがあるのだと予想できますが、詳細は不明です。

さて、初リリースとなるこのキュヴェはトゥルソー100%ですが、同じ品種を用いるジブスとは区画が異なり、樹齢が30年ほどでマルヌと石灰質の土壌に植わっています。味わいですが、コケモモや小梅といったやや和っぽい果実の風味があり、淡くアンニュイな果実の旨味がじわりと広がります。若干の揮発酸とガスを感じますが、全体のバランスを損なうほどでなく、余韻に感じるリキュールのような柔らかな甘味とチャーミングな酸が、思わずグラスを重ねさせます。

Gibus

樹齢が60年ほどのトゥルソーで造られるジブスは、森の土やキノコを思わせる妖艶かつ複雑、またアンニュイで深みのある風味に満ちたバランスのワインとなっています。淡さもありつつもしっかりとした構成も感じられ、ブラックベリーのコンフィチュールのような果実味も感じられます。重層的な味わいの奥側に若干の揮発酸を感じますが、バランスを損なうものではなく、枯れた雰囲気のなかに奥深さを内包した高いポテンシャルを感じるワインとなっています。

ぜひお試しください!

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『2018年8月29日現在の在庫状況』 *記載のあるワインは在庫あり

○ レオン アルボワ 2015 【輸入元完売】
● トゥ ウ タール アルボワ 2015【輸入元完売】
● ラ ペペ アルボワ 2015【輸入元完売】
● VDF スカイ マイ ハズバンド NV15【輸入元完売】
● ジブス アルボワ 2015【輸入元完売】

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