toggle
2017-06-06

ルネ モス学校のイギリス人、トビー ベインブリッジが手がける爽快なロゼスパークリング!

Toby Bainbridge

あまり難しいことを考えずにシンプルに楽しめるワインをがコンセプトのフランス アンジュ地区の造り手、トビー ベインブリッジ

イギリス出身のトビーが、農業研修に来たフランスで自然と共生しながら働くことの喜びを見出し、紆余曲折を経てアンジュの親分、ルネ モスの下でワイン造りの研修をするようになり、ついに独立を果たしたのが2012年。

外国人ならではの苦労もあったとは思いますが、持ち前の真面目な性格でコツコツと自身のワイン造りを確かなものにしてきました。

偉大なワインではありませんが、気負わず飲めるカジュアルなワインとして、傍らにあると嬉しい。そんなタイプのワインとして、日本でも沢山の方に愛されるようになってきました。

そんなトビーから、これからの季節にぴったりのロゼスパークリングワインが到着しております。

グロローとカベルネ フランのブレンドで造られるキュヴェ ラ ドンスーズ!

ノンヴィンテージですが、中身は2015年のブドウで造られたワインで、今回のロットより造り方を従来と少し変えております。

従来は、手作業で収穫したブドウをプレスし、タンクで発酵させ、発酵が完全に終了する手前で瓶詰め、瓶内でさらに発酵を進めてガスを残したペティヤン ナチュレルのスタイルでした。

今回のロットからは、より軽快に、より安定したクリーンな味わいのワインにするために発酵が完全に終了する手前で瓶詰めした後、バイオダイナミックに取り組んでいるシャンパーニュの生産者から提供を受けた酵母を添加し、瓶内二次発酵を行います。そして、デゴルジュマン(澱抜き)の作業の際に少量の亜硫酸を添加します。

このワインを彼のセラーで試飲していた時に、トビーとも意見の一致を見たのですが、ペティヤン ナチュレルは、造るのも販売するのも難しいということ。

というのも、ペティヤン ナチュレルですと、瓶内に残る自然酵母の量や活性が、ヴィンテージやワインの状態によって大きく変化してしまい、どの程度の発泡感になるのか、どの程度の残糖感になるのかは、出来てみないとわからないですし、何よりワインとして完成する前のジュースとワインの中間のような状態で、生きた酵母と共に輸送した場合、予期せぬ還元や酵母臭が発生することがあります。

実際、現地で飲むと抜群の飲み心地だったペティヤン ナチュレルが、日本に運ぶと気難しいワインになったりという経験は、過去多数ありました。

ということで、「シンプル イズ ベスト」が信条のトビーにとっては、ペティヤン ナチュレルにこだわらず、難しい事を考えずに美味しいスパークリングワインをということで、酵母添加と少量の亜硫酸の使用と落ち着きました。

さて、気になる味わいですが、鮮やかで明るいロゼの色調のイメージのままのキレのよいクリーンな口当たり。膨らみのある果実味は感じますが、甘さはなく、しっかりとドライな飲み口に仕上がっています。コケモモなどを思い起こさせる甘酸っぱくチャーミングな風味が魅力のワイン。泡立ちもしっかりとしていて、初夏から夏にかけての季節にぴったりの爽快さです。

酵母添加したことで、中途半端な残糖感がなく、しっかりとドライに仕上がっており、またワインとしても非常に安定感のあるバランスになっております。トビーの狙い通り、何も考えずに抜栓してグイグイ飲めるポップなワインとなっています。

☆生産者の紹介はこちら
★生産者の各画像ダウンロードはこちら
*当該生産者のワイン(当社輸入分)をお取扱いのお客様でプロモーションを目的とした場合に限り、各種画像をご利用頂けます。


『2017年6月6日現在の在庫状況』 *記載のあるワインは在庫あり 

★ ラ ドンスーズ ロゼ泡 NV15

関連記事