「ボジョレー ヌーヴォー ニュース 第2弾!」  9/28更新

フィリップ パカレ ボジョレー スペシャル フォトギャラリーは こちら  !!更新!!
マルセル ラピエール ボジョレー スペシャル フォトギャラリーは こちら  !!更新!!

フィリップ パカレ 生産者情報は こちら
マルセル ラピエール 生産者情報は こちら

2009年ボジョレー収穫情報

品質の決め手となる8月から収穫までの天候に恵まれた2009年のボジョレー地方。乾燥した夏がしっかりとブドウを凝縮させ、やや水不足が心配された収穫直前には適量の降雨に恵まれ、エキス分が豊かでバランスの良いワインとなりそうです。スタイル的には2005年に似ており、どの生産者も品質的には満足のいく仕上がりだと口を揃えます。健全でポテンシャルの高いブドウが得られた各生産者は、ここからそれぞれの哲学に基づいてワインへと仕上げていきます。最高の素材が得られた2009年をどういったスタイルのワインに料理するのか、生産者の腕の見せ所です。

最高の素材でフィネス溢れるボジョレーを

マルセル ラピエールでは9月の第2週に収穫のピークを迎えました。病害や心配された雹の被害もなく、健康でエネルギー溢れるブドウが収穫されました。暑い夏の影響でブドウが凝縮し、2003年や2005年のようなパワフルな味わいというのが一般的な2009年のスタイルですが、マルセル ラピエールではあくまでエレガントさを追及したフィネスのあるワインをお届けしたいと思っています。本来のボジョレーとは、繊細さと品のよさ、なめらかさを備えたワインでした。その古きよきボジョレーの魅力、ガメイの美しさを詰め込んだワインをお楽しみ頂ければと思います。

収穫の模様

モルゴンを中心に広く畑を所有しているマルセル ラピエールでは、収穫時期ともなると多くの収穫人が集い、楽しい雰囲気の中で収穫をこなします。自然派ワインのみならずボジョレーの偉大な生産者として尊敬を集めるマルセル ラピエールには、その人柄を慕って多くの人が収穫に集まります。「よく働き、よく食べ、よく飲み、よく歌う。」収穫時のこのポジティヴな雰囲気がワインの味わいを明るいものとし、活気溢れる人たちの手によって丁寧に摘まれたブドウは、健全に発酵・熟成して素晴らしい味わいのワインとなります。皆の笑顔と幸せが詰まったこのワインは、「あまり肩をはらずに、気心の知れた友人と楽しく、いっぱい飲んで欲しい。」そんな願いが込められた1本となります。

土壌の持つ多彩な表情

フィリップ パカレが手がけるボジョレー プリムールのもっとも重要な哲学は、「ピュアであり、エレガントであること」です。ブルゴーニュであってもボジョレーであってもフィネスを備えたワインであることを重要な点と考え、ブドウ本来の力強さを引き出して自然な味わいを表現しています。その決め手になるのが、個性の異なる複数の区画のブドウを絶妙にブレンドすることによってパカレらしい、あの繊細なボジョレー プリムールが生み出されるのです。

フィリップ パカレのボジョレー プリムールは、モルゴン村にある4つの区画のブドウで造られます。それぞれ、粘土石灰土壌の畑、白い砂(サーブル)の多い畑、鉄分を含むピンクの砂の多い畑(ムーランナヴァン、フルーリー寄り)、大きめの石がゴロゴロしている畑です。それぞれの土壌の様子は多彩で、粘土石灰土壌はワインに厚みと力強さを与え、白い砂の土壌やピンクの砂の土壌は繊細さとミネラルを与え、大きな石の土壌はよりエレガントで繊細な風味を与えると言います。この中でも、繊細さとミネラル感を持つ白い砂の土壌とピンクの砂の土壌の畑のブドウを多く用いて、爽快な飲み心地のある軽やかで、フルーティーなボジョレー プリムールを生み出します。

祝福を受けた2009年ヴィンテージ

天候に恵まれた2009年は、よく熟したブドウが得られた年となりました。しかし、例年パカレ自身が語るように、熟したブドウが無条件に素晴らしいワインとなるわけではありません。むしろ「あるタイミング以降は、あまり太陽は必要ない」とすら言います。これは、ただ単純に糖度が上がり、アルコール度数と濃さがあるものが美味しいワインであるという短絡的な思考に陥る生産者へのアンチテーゼでもあります。ワインの品格や味わいの複雑さは、ブドウがどれだけ大地から味わいの要素を吸い上げるかによって決まります。長年にわたって自然な栽培を行ってきた畑では、しっかりと根を張ったブドウがミネラルを存分に吸い上げ、クリーンで複雑味のある味わいとなっていくのです。また今年のような雨の少ない年には、地中深くに残された僅かな水分までしっかり根を伸ばして、みずみずしさを損なうことなくブドウが熟すということが可能になります。

ここ数年は、病害や雹(ヒョウ)害によって厳しい選果を余儀なくされてきたフィリップパカレですが、幸い2009年はその懸念は全くありません。となれば、多様なキャラクターを持った健全なブドウを素材に、どのようなブレンドで、どのような匠の技で、彼の理想とする「美しく、繊細な」ボジョレー プリムールと仕上げるのか、まさにワイン生産者としての手腕の見せ所と言えるでしょう。

さながら水のような、飲んでも、飲んでも体に染み渡る「飲みやすさ」を備えたワインを造りたい。それは、決して薄くて酸っぱいだけといった味気ないものではなく、滋味深さと優しさを備えた「命の水」のようなものであって欲しい。幸運に恵まれた2009年ヴィンテージ、どのようなワインとなるのか是非期待してお待ち頂ければと思います。

 

「ボジョレー ヌーヴォー ニュース 第1弾!」  8/12更新

ボジョレーのピュアなテロワール表現とは

マルセル ラピエール曰く、「簡単な年でもないが、難しい年でもない。」というのが2009年の現時点(7月末)でのボジョレーの状況です。7月までの安定した天候の影響で、ボジョレー地方のブドウの生育状況は比較的順調と言えます。若干の雨にも降られましたが、7月には高い気温の日にも恵まれブドウはしっかりと成熟し、安定感のある仕上がりが期待できそうです。とはいえここ数年、毎年のように見舞われる夏の雹(ヒョウ)の被害も多少あり、毎年のように「異常、異常」という状況が、さながら通常の天候のようにもなってきています。

たった一日の雹(ヒョウ)で、一年の仕事が台無しになってしまうというのがワイン生産者の宿命なのでしょうが、「それもまた人生。」と笑顔で畑に向かう姿には、農夫として自然と向き合うことを生業としている人間の強さを感じます。幸い今年は、昨年のように悲劇的な被害ではないので、このまま順調にいけば品質的に満足のいく仕上がりとなりそうです。ともかくも7月までの天候は収穫量に影響し、ブドウの品質を決定付けるのは8月からの天候ということですので、収穫までの晴天を期待したいと思います。

しかしながら、この地域を取り巻く状況は天候以上に厳しいものとなっています。畑に目をやると昨年以上に栽培放棄された区画やブドウ樹が抜かれた区画が目に付きます。ボジョレーワインは深刻な販売不振に見舞われており、廃業する生産者が後を絶たないと言います。この販売不振の影響から、品質を犠牲にした省コスト・大量生産のワイン造りを行う生産者が増え、さらなるイメージダウンと顧客離れを引き起こすという悪循環に見舞われています。

フィリップ ジャンボンは、「真に価値のあるワインを造れば、ワインは残る。顧客を裏切るようなワインを造れば、その生産者に未来は無い。」と熱く語ります。

実際、彼以外にも品質を追求し素晴らしい味わいのガメイを生み出している生産者は少なからず存在します。イヴォン メトラ、マルセル ラピエール、ジャン フォワイヤール、ギイ ブルトンといった自然を尊重し、ガメイの可能性とボジョレーのテロワールを最大限引き出した生産者のワインは、まさに「真に価値あるワイン」として最高のフィネスとエレガンスに満ちています。

ガメイとは本来どんなブドウなのか、
ボジョレーのテロワールとはどれほどの価値があるものなのか、

残念ながらこれらのことを知る機会は多くありません。

マルセル ラピエールによれば「歴史的に見れば、ジュヴレ シャンベルタンなどのコートドールとボジョレーの土地の価格は同じだった。」と言います。もし本当にテロワールに遜色が無いとするならば、ボジョレーワインはなぜここまで凋落してしまったのでしょうか。

フィリップ パカレは、「ブルゴーニュとボジョレーの違いは、土壌であったり、品種の特徴であったりと様々だが、ワインが表現する本質は同じ。」と語ります。フィリップ パカレが師事していたジュール ショヴェは、まさにこのボジョレーでワインを造っていました。卓越した知識と経験を備えてワインに取り組んでいたというショヴェですが、より純粋な部分においては「感覚」こそが、ワインの神髄であると悟っていたといいます。ワインとは感情に訴えかけるもの、心で感じるものであるというのが、彼らの最も大切とする哲学です。

ピノ ノワールにはフィネスがあって、ガメイにはない。
ブルゴーニュには気品があってボジョレーにはない。

そういった先入観を乗り越え、飲み手の「感覚」に訴えかけるようなワインこそがフィリップ パカレであり、マルセル ラピエールにとっての理想のワインなのです。

フィリップ パカレは、ボジョレーの土地が本来備えている純粋さやガメイという品種のエレガントさを表現した、美しい味わいのボジョレー プリムールをお届けしたいと語っています。それによって、ひたむきに自然に向き合う生産者のワインが見直され、一人でも多くの人にボジョレーの魅力、ガメイの魅力を再発見してもらいたいと願っています。

マルセル ラピエールは、「ヌーヴォーは、仲間と気軽に楽しく飲むもの」という基本を大切にしながらも、ただ飲みやすいだけに終わらない、繊細さや緻密さ、美しさを表現した「本物のワイン」として皆様に楽しんでもらいたいと考えております。

2009年のボジョレー ヌーヴォーがどんな仕上がりになるか、皆様にお伝えするのはもう少し先になりますが、生産者の魂のこもった素晴らしい1本となることを是非ご期待下さればと思います。

「このワインが、皆様に喜びと幸せをもたらすものであってほしい。」

生産者の、また我々輸入元の最大の願いです。

Beaujolais Vin de Primeur / Philippe Pacalet
- ボジョレー ヴァン ド プリムール / フィリップ パカレ -
品種: ガメイ 100%

自然派の代名詞とも呼ばれる注目の醸造家、フィリップ パカレ。パカレの理想とするボジョレーのスタイルは、濃厚な力強い味ではなく、砂質の畑のブドウから造られる、繊細でエレガントなガメイの味わいです。自然酵母のみで発酵させ、土地の個性を感じさせる、自然な味わいの魅力あふれるボジョレーに仕上がります。また、ワインの状態がよければ醸造だけでなく瓶詰め時も亜硫酸無添加になります。しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネスを感じさせます。入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降も素晴らしい熟成をしますので、あえて「ヌーヴォー」ではなく、「ヴァン ド プリムール」という表記にしています。

 

Beaujolais Nouveau / Marcel Lapierre
- ボジョレー ヌーヴォー / マルセル ラピエール -
品種: ガメイ 100%

自然派の父と呼ばれ、フランス自然派ワインの礎を作った偉大なる生産者。彼のワインを飲んで自然派ワインの素晴らしさを知った、ワイン愛好家や醸造家は数多く存在します。ラピエールのヌーヴォーは、ふくよかさの中に繊細さと品の良さを感じさせ、ボジョレーとしてのクオリティーもさることながら、しっかりとした旨味によってじんわりと美味しさが広がり、いくら飲んでも飲み飽きする事のない、どなたにでもお勧め出来る、カジュアルな味わいです。ラピエール独特の、自然酵母が醸し出す複雑な香りや風味、そしてエレガントな味わいを、お楽しみ頂きたいと思います。