「歴史と品質を積み上げた南仏のシャトー」

気候・風土

バスティード ド ガリーユは、ラングドック地方の最も西側の栽培地域、カバルデスというアペラシオンに位置します。ボルドーから南下し、カバルデスの丘の斜面のブドウ畑に立つと、明らかにボルドーにはない、ラングドック地方特有の芳しいハーブの香りをはっきりと感じることが出来ます。これが「ガリーグ」といわれる南仏にしか群生しない香草群の香りです。このカバルデスでは、地中海品種であるシラーやグルナッシュはもちろんですが、大西洋にも程近いので大西洋からやってくるやや湿った空気がボルドー地方の品種であるカベルネやメルローの育成にも大変適しております。そのような訳で、カバルデスはボルドー品種とラングドック品種の両方の栽培が認められているラングドック地方唯一のアペラシオンです。その両方のブドウ品種のブレンドから造られるワインの味わいは、熟した果実味と豊かさのある地中海品種と、落ち着きと気品のあるボルドー品種が、バランスとハーモニーを奏でる素晴らしいものです。

歴史

13世紀に建てられたこのシャトーは、当時は要塞として使用されておりました。そのころから存在する石造りのカーヴは今も樽熟庫として使用されております。16世紀以降はこの地域を治めていたペノーチエ領主の所有となり、以降現在に至るまで代々引き継がれております。ル ボーというベルサイユ宮殿も設計した建築家により建てられた、広い庭園に面して建つ美しい建物は、建築物としてもとても価値あるものです。

栽培・醸造

ブドウ畑は以前、斜面ふもとの平地に多く広がっていましたが、バスティード ド ガリーユではより高品質なワインを生み出すため、平地から丘の斜面にブドウ畑を移しております。とくに斜面の畑の土壌は石灰分が豊富で、白い石灰岩の石ころがたくさん転がっております。さらさらとした粘土とこの石灰岩がよい水はけと、根の深い伸長を促し、味わいに富んだブドウの果実をもたらしてくれます。

栽培は「リュット レゾネ」という除草剤、殺虫剤、農薬などの化学薬品を極力使用しない方法で行うことにより、自然で土地の特徴がよく現れたワインをもたらしてくれます。1987年から醸造長であるベルトラン ソーヴェ氏がワイン造りを取り仕切っておりますが、彼は、シャトー ムートン ロートシルトでボルドー品種ワイン造りの最高峰を経験し、また、ドメーヌ デュ ヴュー テレグラフというシャトー ヌフ デュ パプのもっとも優秀な造り手の一つでやはり南仏品種のワイン造りを経験してきたという経歴の持ち主で、まさにバスティード ド ガリーユで最高のワイン造りをすべく生まれてきた人物といえます。また2006年からはシャトー ムートン ロートシルトの最高醸造責任者であったパトリック レオン氏をコンサルタントに迎えてさらなる品質向上を果たしています。

VdP d'Oc Chardonnay Cuvee Fruitee - ヴァン ド ペイ ドック シャルドネ キュヴェ フリュイテ -
品種: シャルドネ 100%

キュヴェ名の通り、果実のフルーティーさを前面に出すために木樽熟成を行わずステンレスタンクにて熟成されたワイン。シャルドネ本来の風味をピュアに表現したワインで、南仏らしい果実味の厚みと爽快なミネラル感が魅力です。